おとなといっしょ、が嬉しい
子ども用家具シリーズ

「大人と子供が一緒に楽しく使える」というキーワードでスタートした製品作り。
大人の真似をしたがる3歳ぐらいのお子様が楽しく使えるように、マルニ木工開発部の方々と打ち合わせ・試作を重ねて現在の仕様となりました。
実際に保育施設へお伺いさせていただいたり、当店実店舗でも小さなお子様にモニタリングをさせていただき、検証を重ねて完成した製品です。
お伺いした施設では、子供たちがこの椅子に座りたいと列になって並んでくれたそう。その光景を想像するだけで、微笑ましい気持ちになりますね。

こだわりの安全設計

　

通常のフレームチェアは簡易組み立て式ですが、ミニは安全性を考慮し完成品でのお届けとなります。
さらに、お子様が座面の上に立つなど想定外の動きをすることも考慮し、座クッションは座面に固定しています。（座面裏のネジを外せば取り外し可能です）
背・座クッションはそれぞれ立ち上がりやすく座りやすく、かつ型崩れしにくいよう、ウレタンフォームのみを使用しています。
（画像は試作品のため、アーム後ろが若干長い仕様となっています）

マルニ60オリジナルのサイズから約60%ミニマム化。
オリジナル同様にオーク材を丁寧に削り出し、細部までこだわった美しいシルエットに仕上げられています。
背もたれの角度は起き上がりやすいように若干起こしており、伴ってアームの後長さを微調整するなど、オリジナル同様の印象となるよう配慮。
お子様が使うものですから、手や指が入り込んでしまいそうな箇所は埋木にする等、安全性も考慮して微調整がなされています。

こうしてオリジナルの美しさや印象を保ったまま小さくするのは、簡単なことではなかったそう。
それでも一切の妥協をせず、見た目も安全性も追求した仕様を実現。
さらに手にとっていただきやすい価格となるよう、粘り強く検証を重ねて製品化となりました。

こだわりは背面にも現れていて、オリジナルの背板は4本のところ、ミニでは雰囲気を崩すことなく3本に変更しています。
こうして見ると、親子仲睦まじく並んでいるようですね。
フレームには無垢材が用いられているため、お子様の成長とともに家具にも時間が刻まれ、味わい深く育っていくことでしょう。
大人とお揃いの自分の椅子、そして専用のミニテーブル。成長とともにサイズアウトしても、飾っておきたくなるような可愛らしさ。
そうしてこの家具を見れば、小さかったあの姿がいつでも思い出せる・・。この先の未来に想いを馳せていただける、そんな家具が誕生しました。

マルニ木工は1928年創業、まもなく創立100年を迎える日本でも有数の老舗家具メーカー。
培ってきた知識や経験があり、修理技術にも優れています。
技術があるからこそ、アフターサービスも安心です。