格美しくとらえた軽さとフォルム
1955年にPoul Kjærholm(ポール・ケアホルム)がデザインした自身初となるダイニングチェアPK1。
オリジナルは籐張りでE. Kold Christensen(コル・クリステン)が製造し、PP Møbler(PPモブラー)、2017年からはCarl Hansen&Søn(カールハンセン&サン)よりロープを張ったフラッグハリヤード仕様で販売。
その後廃番となったものの、2023年にFSC認証のペーパーコード仕様として復刻されました。
座と背には約180メートルものペーパーコードが使用され、職人の手仕事によって編み込まれています。
前後どちらから見ても同じように見える編み方は、オリジナルの籐張り仕様からインスピレーションを受けて考案されたそう。
スチールフレームとペーパーコード、異素材の組み合わせが目を惹く1脚です。
4脚までスタッキング可能
元々軽やかな印象のPK1ですが、4脚までスタッキングが可能。
スタッキングすれば場所を取らないため、一般のご家庭だけでなく、レストランやカフェなどにもおすすめです。
デザイナーについて
Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)
妥協のない品質と素材など、ポール・ケアホルム (1929-1980)はこうしたデンマーク家具の伝統を根底にあのモダンなフォルムを生み出していきました。
家具デザイナーとしてのキャリアが比較的短かったものの、デンマークばかりか国外の影響をも受けたクラフトマンシップ溢れるデザインで、死後も世界的なデザイナーとして確固たる地位を築いています。
ポール・ケアホルムの家具は現在、ニューヨークのMOMAをはじめ世界各地の美術館に展示されているほか、Lunning Award (1958年)、 Eckersberg Medal (1960年)、そして数回に渡り受賞したデンマークのID Prizesなど数多くの賞に輝いています。