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ルイスポールセン(Louis Poulsen)の魅力/ルイスポールセンとは - ルイスポールセン正規取扱店キナル

ルイスポールセン(Louis Poulsen)のすべて

ルイスポールセン(Louis Poulsen)とは

ルイスポールセンは長年にわたり、単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきました。
機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。
こちらのページではルイスポールセンの歴史だけでなく、照明に対する考え方や代表的なアイテム、デザイナーをご紹介します。

ルイスポールセン(Louis Poulsen)ロゴLouis Poulsen(ルイスポールセン)

1874年に創業したデンマークの照明メーカー、ルイスポールセンは、形態は機能に従う、というスカンジナビア・デザインの伝統にもとづく製品づくりを実践しています。ルイスポールセンの製品の機能とデザインはどれも、自然の光のリズムを反映し、サポートするよう意図されています。製品のすべてのディテールが目的を持っており、デザインのすべては光に始まり、光に終わります。

150年の歴史が作る光のデザイン

ルイスポールセン(Louis Poulsen)とは 1874年の創業からまもなく150年を迎えようとしているルイスポールセン(Louis Poulsen)。
創業の地であるデンマーク国内での認知度はもちろん、今では世界的な照明ブランドとして知られていますが、元はワインの直輸入会社だったことはご存知でしょうか。
その事業自体は短くして閉鎖することになりますが、その後創業者の甥にあたりブランドの由来にもなったルイスポールセンによって、現在の照明ブランドのルーツにもなる工具や電気用品の販売事業が始まります。
当時はデンマーク国内で初となる発電所が稼働し始め、照明への関心が高まった時代背景もルイスポールセンにとって追い風だったと言えます。

そして1962年にはデンマーク国外初となる子会社を西ドイツに設立。
これを皮切りに、その後もヨーロッパ全域に照明の子会社を設立していきます。
日本では1990年にルイスポールセンジャパンが設立、1998年に東京六本木にショールームを移転、そして2023年には世界で初めてとなる直営店「ルイスポールセン東京」が誕生。
世界的な照明ブランドとしての地位を確立してきました。
ルイスポールセンの本社は1906年から2006年に移転するまでの100年の間ニューハウンを拠点とし、現在はニューハウンの対岸、コペンハーゲン市内に本社ショールームを構え、デザインと光の質を追求した照明を作り続けています。

光の天才。ポール・ヘニングセン

ルイスポールセン(Louis Poulsen)デザイナーポール・ヘニングセン ルイスポールセンは、ポール・ヘニングセン、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、オイヴィン・スロット、アルフレッド・ホーマン、佐藤オオキ、ルイーズ・キャンベルといった、才気あふれるアーキテクトやデザイナーとの密接なパートナーシップによって、住宅、建築、街並みの照明のためのグローバルなトップ・プレイヤーのひとつとして、地位を築いてきました。
その中でもポール・ヘニングセンとの出会いはルイスポールセン社にとって大きな出来事の一つ。
この出会いがルイスポールセンが提唱するライティングセオリーの基礎を作り、光として質が高く、視覚的にも美しい製品を生みだす情熱的なクラフツマンシップとして現代に受け継がれています。

ルイスポールセン(Louis Poulsen)デザイナーポール・ヘニングセン
近代照明の父/ポール・ヘニングセン(1894-1967)
ポール・へニングセンは、デンマークの女優アグネス・へニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。
1911年から14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年から1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。
ルイスポールセン社とのコラボレーションは1967年に亡くなるまで続きました。
代表的なPHシリーズをはじめとして、デザインだけでなくパイオニアとして照明業界を牽引したデザイナーです。

ルイスポールセン社とポール・ヘニングセンの協業は、1925年にパリで開催された国際アールデコ博覧会から始まります。

博覧会に参加するためにルイスポールセン社とポール・ヘニングセンが共同で照明の制作を開始、誕生した「パリ・ランプ」が結果として金メダルという評価を受けることになります。
そして1926年PHシリーズの基本となる「3枚シェード」のPHランプが誕生します。

3枚シェード

ルイスポールセン(Louis Poulsen)PHの3枚シェード この3枚シェードでは対数螺旋を用いた構造を採用、嫌な眩しさのグレアを抑えながらも効率よく光を反射させることで、居心地の良い光を作り出します。

その後もポール・ヘニングセンは"良質な光のための機能的デザイン"を追求し続け、生涯で100種類以上のランプのデザインを手掛けました。
近代照明の父とも称されるポール・ヘニングセンですが、単に数多くの照明デザインを生み出しただけでなく、明るくするという機能を超えた、「人と空間を理想的に見せる光」を第一に考えていました。
この考えはポール・ヘニングセンが亡くなった今でもルイスポールセン社のアイデンティティとなり、世界的な照明ブランドとして選ばれる理由の一つと言えます。

名作PH5の誕生

ルイスポールセン(Louis Poulsen)の名作PH5 ルイスポールセンと聞いて頭に思い浮かぶ照明は何か、と聞かれるとやはりペンダントランプのPH5でしょうか。
他にもデザインがいいアイテムは揃っていますが、ポール・ヘニングセンがデザインをしたPH5はルイスポールセンのアイコン的なアイテムと言っても過言ではありません。

ルイスポールセン(Louis Poulsen)の名作PH5 そんなルイスポールセンのPH5は1958年に誕生しました。名前のPH"5"の由来はメインシェードの直径が50cmあることからきています。
従来の3枚シェードのPHランプでは電球のフィラメントを隠すことでグレアを抑えていましたが、時代の流れとともに電球も進化しフロスト電球が登場。
ですが、ヘニングセンはこのフロスト電球を好みませんでした。そこで誕生したのがPH5です。
従来の3枚シェードの構造に小さなシェードを加えることで電球全体を包み込むデザインを採用。
さらにヘニングセンは電球を包み込んでグレアを取り除くだけでなく、器具の一部とシェードの内側に赤・青・紫のカラー(現在のクラシックホワイトの配色)を塗装することで、電球の色味を補正しようと考えていました。
当時PH5が発表された際、ヘニングセンがスウェーデンの新聞にこのような言葉を残しています。

わたしたちは24時間のリズムで生きていて、昼の爽やかな光から、夕暮れの温かみのある光への移ろいに、ゆっくり順応する。
家庭の照明は黄昏時の光と調和すべきで、それは、黄昏特有の温かみのある色の光を使うことで実現可能だ。

時代は進み現在では光源も進化を遂げ、へニングセンの時代のように赤と青の小さなシェードによる光色の調整は必要なくなりましたが、PH5はより良い光のデザインを求め今でも品質の向上を続けています。それはカラーグラデーション、モノクロームシリーズとして時代によりマッチするラインナップとして登場しています。

ルイスポールセン(Louis Poulsen)PH 5 カラーグラデーションルイスポールセン(Louis Poulsen)PH 5 カラーグラデーション

ルイスポールセン(Louis Poulsen)PH 5 モノクロームルイスポールセン(Louis Poulsen)PH 5 モノクローム

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